ご覧のKENWOOD TM-D700でデュアルスピード I-GATEを設定したので忘れないように記録する。
内蔵TNCを9600bpsに設定。写真では左のA-BAND、B-BANDはスピーカー出力をTNCへ引き1200bpsを復調させた。ポイントは以下の通り。なお外付けTNCは受信のみの設定としているがマイク端子やDATA端子を使っての送受信も同じ設定で可能。
①UI-VIEWのみではcomポートは1つなのでAGWPEを使う。
②AGWPEの設定。AGWPEを起動しメニューからPrepartiesをクリック。
③何もポートが無い場合はnew port をクリックし1つ目のポートを作り次の様に設定した。右上のコマンドの「HB 9600」は入れておいた方が間違い無い。これを忘れるとリセットした時などに1200bpsのまま送信する事になる。
④次に再度 newport でポートを追加し、次の通り設定した。
このポートはTM-D700のスピーカ端子より写真の古いTNC-20へ繋ぎ復調させてコムポートから繋ぎこんでいる。
PCは12Vで動く専用1台にecholinkとUI-VIEWを同時に動かしている。本体裏面に出ているcom1をecholink、マザーボード上に端子があるcom2をTM-D700の内蔵TNC、秋月のUSBシリアル変換コードで増設したcom3をTNC-20に繋いだ。9600bpsは送受信の設定1200bpsは受信のみで運用している。DATA端子やマイクコネクタでTNC-20を接続すれば送信も1200bpsの送信も当然OKとなる。送信時の注意点としてメニュー 1-9-6 のDATAモードを1200bpsにすること。これが9600bpsになっていると変調が浅くなってしまう。
なお、このTM-D700は来週末設置する宇目町のデジ用であり現在我が家にてデュアルスピードの実験中である。
同じ設定でJG6AMM-2が快適に動いている。彼のところのTNCはTNC-22、我が家で最初に実験したPK-80はなぜか1200bpsを受信した時のビギャーがエコーリンク側に漏れてしまい使えなかった。PK-80で実験予定のかたは要注意である。